皆さん、自動運転にご興味ありますよね。
自動運転のレベル分け
現在の自動運転は以下のレベルに分類されています。
レベル0は現状の「ひと」が運転している状態です。
レベル1とレベル2は運転の主体がドライバーで、「自動運転」とは呼ばず「運転支援」と呼びます。2018年11月に国土交通省は各自動車メーカと、自動ブレーキなどの安全運転支援システム搭載車を販売する際には「運転支援」という表現を使い、「自動運転」という言葉は使用しないことで合意しています。
これまで、「自動運転」という言葉が先走りをして、運転手は行き先を設定すれば目的地へ安全に到着する、その間運転手は映画を見ていても、音楽に聴き入っていても、スマホでゲームをしていても、居眠りをしていても(警告はありそうですが)、自動車が無事運んでくれる、というイメージが定着しそうになりました。ここへきて、この過剰な期待を持たせる間違ったイメージを全力で払拭する必要が出てきましたので、自動運転レベル2(高度運転支援)までのシステムに「自動運転」という言葉は使わなくなることになりました。
レベル2高度運転支援
現在、レベル2の高度運転支援を備えた自動車は多く市販されています。
国産車では
・トヨタ セイフティセンス
・日産 プロパイロット
・スバル ツーリングアシスト
・ホンダ ホンダセンシング
・マツダ i-ACTIVSENSE
これらを搭載した車は、全てレベル2の運転支援機能を備えています。
例えばトヨタの「Toyota Safety Sense P」は以下の機能を装備しています。
・プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
トヨタの衝突回避のメイン機能。進路上の先行車や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、衝突を予測して警報を発して回避操作を促します。一定の速度範囲でブレーキを踏むとアシスト機能で自動ブレーキが作動し約30km/h減速、衝突のダメージを少しでも軽減する方向に動きます。
・レーントレーシングアシスト
・レーンディパーチャーアラート
・ロードサインアシスト(標識の認識)
・アダプティブハイビームシステム
・オートマチックハイビーム
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付/ブレーキ制御付)
ご自身で車を運転される方であれば、それぞれの機能がどういうものであるか、概ね想像がつくと思います。また、既にこういった最新機能を搭載した車に乗って、安全性能を享受されている方も大勢いらっしゃるでしょう。
他の国産車メーカも概ね同等の機能をサポートしていると言ってよいと思います。ここまでの機能を備えていれば、うまく組み合わせていけば「自動運転」が出来そうに思えるのは素人考えでしょうか。
みなさんはどんな自動運転が必要と思われるでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございます。
次回は、日産のプロパイロット2.0についてです。