2019年12月30日のゴルフ納めで、ゴル友の一人が翌日大晦日からハワイへ行くが、奥様が昨日インフルエンザと診断された、薬を処方したのでよほど熱が高くてつらいようでなければ行くつもりと。インフルエンザの感染力は発症3日後がピークで、発症1日前から発症後一週間までは感染力が残ります。奥様がハワイへ行って数日間は旦那も含めて、人にうつす力をもっています。
中国人の数字 35人
中国人はよく数字を捏造すると言われています。これまでの解析でそういう例は少なくないようで、中国人が出す数字が信憑性に欠けることに間違いはなさそうです。
中国で仕事をしていても、中国人は細かな数字は全く気にしません。例え月次収支報告であっても大雑把なまとめ方で報告をします。日本人の数字の細かさ、というか当たり前の正確さからは程遠く、10年指導してもその「テキトウさ」は残念ながら微塵も改善されませんでした。
大きな事故や災害で、35人以上の死者が出ると市政府の共産党書記が更迭されるという噂があり、事故や災害での死者数はまず35人以下を目安に発表されるといいます。事故や災害の規模から勘案すると、全く計算が合わないケースがあります。
35人更迭説はデマ、35人超えても出世している書記もいる、とかいう論争もありましたが、そこではないんですよね。都合の悪い数字はできる限り報告しない、逆に成果は何倍もの修辞を使って報告する。ある意味人間本来の習性なのですが、これに中国人は殊更旺盛な意欲を持って対峙するので、日本人は耐えられません。ただ、中国人にはそうしなければならない背景があるのだと思います。
新型コロナウイルス
さて、ここへ来て武漢を発祥とした新型コロナウィルスの感染者数と亡くなった方の数が大きく増加しています。最新情報は、今日中国国家衛生健康委員会が北京で記者会見を行い、感染者440人、死者9人と発表しています。世界では日本、韓国、タイ、米国と中国の五か国に感染が広がっています。
2002年12月~2003年4月までのSARSは8,096人が感染、774人が亡くなっていますが、これ以上の規模に拡大する可能性が大きいです。北朝鮮は賢明にも観光客の入国を一時停止するというニュースも出ています。
中国の情報統制で、病院の混乱や惨状を記したSNS投稿が削除されたという記事もありました。CCTV(国営放送)で武漢の消毒の様子を放送したようですが、これまでは市民に十分な警戒情報は伝わっていないと思います。
冒頭のゴル友は予定通りハワイへ行きました。あなたならどうする?と言われれば、きっとツレに解熱剤を飲ませてハワイへ行っちゃいますよね。
春節は24日からですが、皆早めに休みを取りますので、70万人と言われている観光客は既に日本に入ってきています。また武漢の現地調査に入った北京のSARS研究第一人者が感染したようです。人人感染も確実になってきていて、どんどん感染者は増加していきます。
マスク、手洗い、アルコール消毒を励行しましょう。
1月末まで人混みは出来るだけ避けたほうが賢明です。
ぜひご注意くださいませ。
日本、世界で感染が広がらないよう、また中国で感染した方々の速やかな快方をお祈りします。
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