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自動運転 首都高の規制最高速度

みなさんはどんな自動運転をイメージされていますか。

 

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手放し運転中には

 

 プロパイロット2.0で高速道路での手放し運転中には、「走行中の道路の制限速度」に十分注意しなければなりません。プロパイロット2.0の速度設定は、スピードメータの誤差を考慮して、制限速度±10km/hが設定範囲になっているとのことです。運転される方でしたらお分かりになるでしょう。制限速度+10km/hで高速道路を走行していれば、たとえ走行車線であったとしても後続車に追いつかれ、追い越しを強いることがたいへん多くなってしまうはずです。

 また、標識を読み取り正しい制限速度で走行していくプロパイロット2.0は、例えば悪天候による80km/h制限や、工事中の50km/h制限などを忠実に守って走行します。これは、周囲を走行している車との走行調和を崩し、交通の危機を生じさせる可能性を高めることになってしまうように思います。

 

首都高の規制最高速度をご存知ですか。

(一部区間の80㎞/hが最高です)

 

 なじみが薄いですが高速道路速度規制図というものがあります。「首都高速道路速度規制図」には料金所や合流ポイントの周辺では制限速度40㎞/h区間があります。規制図によって「本線料金所付近などあまりに短い制限速度区間は省略しています。」となっています。短い制限速度区間とはいえ、料金所手前で皆さんの運転で減速するポイントよりかなり手前で減速を促す制限速度が示されるはずです。これにより周囲の車が減速しないうちにプロパイロット2.0は忠実に(急ブレーキをかけることは無く)減速していきますので、我々は「なんでこんなところで40km/hで走ってるの?」と急ブレーキを踏むことになるかもしれません。日産やプロパイロット2.0が間違っているわけではないのですが。

 プロパイロット2.0には、運転手を監視する「ドライバーモニター」も設置されています。運転手の目の動きや顔の向きなどを監視して、目を閉じたら居眠り、横を向いたら脇見運転と判断して「前を向いてください!」と警告を出しながら「即座に人間が運転を交替できる状態に保つ」役割を果たしていくことになっています。

 管理人の車には、オートクルーズコントロール(設定したスピードを維持する)機能しかありませんが、アクセルを踏まないだけでも眠気が増してきます。それ以前に、普通に高速道路を運転していても、特に長時間運転では疲れて眠気を引き起こします。もちろん危険満載ですので休憩をとります。プロパイロット2.0は運転手の負担を軽減するようですので、眠いまま漫然運転を続けてしまっては、なおさら危険です。

 最近は、トヨタもCMで、白いクラウンがプロパイロット2.0と同等の機能を使ってレインボーブリ ッジを走行していますね。

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

次回は、地図データと法整備に関してです。

 

🔙前の記事は、日産プロパイロット2.0です。